大﨑塾だより

「勉強するのやだ～」
「数学って将来なんの役に立つんですか」
こんな声を聞くことがあります。

日本では、小学校1年生～中学3年生までは、みな平等に教育を受けられる権利があります。
これは、すべての国にある制度ではありません。
学びたくても学べない人々がたくさんいる中で、とてもありがたいことなのです。
しかし、学べる→勉強しなければならない　みたいな感覚になってしまって、多くの大人は”あのとき学んでおけばよかった”と後悔するのです。
そして、自分の子供に、つい「勉強しなさい」なんて言葉をかけてしまいます。

学習の目標は何でしょうか。
　・テストでいい点数を取るため
　・親がやれっていうからやる
　・希望校にはいるため
　・いい会社に就職するため
↑これらは通過点に過ぎません。
親が・・については、勉強しても親が頭が良くなるわけではないので、論外な気がします。

最終目標は「自分磨き」です。

今、学習している様々な教科の基礎と、学校で学べる協調性や社会性は、【何に】という具体的ではありませんが、【何か】の役に立つと思います。
その見えない【何か】のために、自分を成長させておいてほしいなと思います。

参考までに・・

池上彰さんは、
「学んで得た知識は、人から盗まれない財産である」（原文のままではありません）
というようなことを仰っていました。
なんのために学ぶのか　池上彰著

昨年お亡くなりになった小柴昌俊教授は
「人生は卒業後に自分からどれだけ能動的に働きかけたかで決まる」
と仰っています。

夏休み期間中、どんな本でもいいので、読書をお勧めします。